私を殺そうとした彼氏1

私の過去の恋愛話

 

過去の記事にもDVにあったことを書いたことがありますが、私はその後に、もっとひどいDVにあったことがあります。

殺されていてもおかしくなかった。

そんな彼との話をここで書いていこうと思います。

DVをしてしまう人は心が弱い人です。

そして、別れられない人も心が弱っているのだと思います。

ちょっとグロい話にもなるので、苦手な人は飛ばしてくださいね!

 


 

コミュニケーション能力が高く面白い彼

 

私と彼が付き合ったのは、私が2度目の離婚をした頃。

元々飲み友達だった私たちですが、交際を開始してからはすぐに同棲を開始しました。

彼は非常に頭の回転が早く会話の面白い人で、毎日笑いの絶えない生活をさせてくれました。

私は離婚したばかりだったのですが、彼のおかげで悲観的になることも少なく、とてもありがたかったことを覚えています。

彼は私の男友達にも女友達にも、私の家族にすらすぐに気に入られていました。

そのコミュニケーション能力は本当に尊敬できるもので、私は彼に、そのコミュニケーション能力を活かせる仕事をしたらいいじゃないかと提案しました。

その頃彼は親戚の運送会社で働いていたので、人と会話をするような仕事ではありません。

それに、社長が親戚ということもあってか給料面などに不満があってもなかなか言い出せない状況でいたのです。

私は彼に「まだ若いしあなたにはきっと才能がある」と知人の不動産屋や飲食店オーナーなどを紹介しました。

そして彼は、いい待遇で不動産屋に転職することになったのです。

 


 

4ヶ月目の豹変

 

これまで交際から4ヶ月ほどで不満も喧嘩もなく、これからの未来はとても明るいと感じていました。

そして彼が運送会社を辞める日、会社で送別会があるということを知りました。

22時までには帰るから、そしたら2人でもお祝いしようね」

と彼が言ったので、私はその通り、22時までに家につくように友人と出かけていたのです。

まさかその日から彼が豹変するとは知らずに

22時が近くなり、彼に連絡すると、ラインも電話も全く繋がりません。

こんなことは今までなかったのでとても心配になりましたが、連絡を待つほかないので、先に家に帰って連絡を待つことにしました。

そして彼は12時を回っても1時を回っても帰って来ず、やっと2時頃、いきなり玄関が開いたかと思うと、彼と、背後にタクシーの運転手さんがいました。

運転手さんは「会計を払ってもらえないんです」とつぶやき、彼はそれをシカトしながらズカズカと部屋に入ってきたのです。

とにかく状況がわからずに私はタクシーの運転手さんに駆け寄り2万円弱の会計を済ませ、頭を下げ「申し訳ありませんでした」と見送ると、振り向き彼に「どういうこと!?どこで何してたの!?」と少し強い口調で問い詰めました。

すると彼は「うるせーんだよ!」と部屋の壁を殴り、私が借りたばかりのマンションの壁に次々を穴を開け始めたのです。

 


 

そして警察沙汰に…

 

リモコンを投げテレビを割り、壁には無数の穴。

私は彼に飛びついて暴れるのを止めようとしましたが突き飛ばされ、パニックになりスマホを持ったまま部屋を飛び出しました。

そして警察に電話すると「彼氏が暴れてるので助けてください!」と泣きつくほかなかったのです。

警察はすぐにきてくれて、彼を取り押さえると警察署へ。

私も別のパトカーに乗って取り調べを受けたのですが、状況を説明しろと言われても私だってわかりません。

ただ今まで優しかった彼が急に帰ってきたら別人になっていたのですから。

とりあえずその日は留置所で引き取ってもらい、彼の友人に連絡し、間に入ってもらうようにお願いしました。

翌日、友人に連れられ帰ってきた彼氏は「ごめん。飲みすぎて覚えてない。」といつもの優しい顔に。

別れるかどうかという選択肢はもちろんあったのですが、人生で1度くらい酔ってどうしようもなくなってしまうことぐらい、人間なら誰でも経験することだろう。

きっとあんなことは一生起こらないはず。

だって彼は4ヶ月間、ずっと私に優しく面白い素敵な男性だったのだから。

そう自分に言い聞かせ、彼の行動を許すことにしたのです。

コメント