完璧すぎて好きになれなかった彼氏1

私の過去の恋愛話

 

前回あげた記事でとんでもDVにあってしまった私ですが、ここから一気に男性の見方が変わりました。

元々周囲にはハイスペックな男性が多かったのですが、私は自分からダメ男ばかりを選んでいたのです。

それはきっと自分に自信がなかったりとか、支配欲が強かったせいなのではないかと今では思っています。

 


 

誰とも付き合う気にならない時期

 

私実は中学生の時から恋愛を途切れさせたことがほぼ無く、彼氏と別れても10日以内には確実に他に彼氏ができてしまっていたんですよね。

そこそこモテるというのもあるのですが、寂しさから、言い寄られるとすぐにその人に依存してしまうという性質を持っていたのです。

まあありがちですよね。

しかし私はそのDVと付き合った後、たくさんの男性に言い寄られても誰ともお付き合いをしませんでした。

もちろん寂しさはあったし、彼氏がいない状態に慣れていなかった為、色々戸惑うこともありました。

朝起きて真っ先に頭に浮かぶ人がいない生活というのはなんだか不自然で、それでもしばらく彼氏を作れなかったのは、やっぱり心のダメージが大きかったからなのでしょう。

しかしそんな私の心を癒してくれる素敵な男性に出会うことができたのです。

 


 

外人特有のアプローチに押され…

 

その彼は日本ではないとある国の人。

友人の紹介で食事会に行った時に知り合いました。

彼は日本とは全く違う文化で育った人。

そして、なんとその国の次期大統領候補の息子でもありました。

彼は私と出会ったその日から、鬼のような猛アプローチをかけてきました。

映画に行こう、食事に行こうと毎日のように連絡が来るので、私も仕方なしに付き合っている感じで、最初はそんなに乗り気でもなかったことを覚えています。

彼は自身で会社も経営していますし色々な資格も持っています。

4ヶ国語がペラペラで、自国に帰れば厳重なボディガードが付く。

私はそんな彼の話を聞いて、

「この間まで頭から血吹き出してた私がそんな人と釣り合うわけないしw

と自分から壁を作ってしまっていたのです。

しかし遠回しに断っても彼は全く諦めない人でした。

「両親にすぐにでも紹介したい!」

「さやかみたいな女性は初めてなんだ!」

「俺はさやかの全てを守るよ!」

外人だからなのか、そんな言葉を全く恥ずかしがらずにポンポン言ってくるような人。

 


 

ハイスペック男性が求める女性像

 

話を聞いていると、彼に寄ってくる女性は綺麗な外人モデルや、名の知れた有名女優ばかり。

一度、なんで私なのかと聞いてみたこともありましたが、

「全く俺のお金や地位に興味を示さずに普通に接してくれるところが好き」

と。

今の彼氏にも似たようなことを言われたことがあるのですが、お金持ちや地位の高い男性にはそういうのを狙って集まってくる女性が多いので、逆にそこに興味がない女性というのはレアに感じるのでしょうね。

そして彼の猛アタックは続き、私はついに彼と「試しで」付き合ってみることにしたのです。

もちろん彼にはお試しで~なんて言いませんでしたが、彼も私の雰囲気で察知したようで

「好きになってもらえるように頑張る!」

と可愛く張り切るのでした。

彼との付き合いはとてもシンプルなもので、たまにデートしたり、たまにお互いの家に遊びに行ったり。

話す内容は大体仕事の話だったり世間話で、「これが通常の付き合うってことか」と私も少しずつ彼に気持ちが揺らいでいきました。

だけど、結果から言ってしまうと、私は『それ以上』には彼に気持ちが動かなかったのです。

なぜならそれは『パーフェクトすぎたから』。

自慢か?と思いますよね。私もそう思います()

だけど本当にこんなパーフェクト人間、後にも先にもきっと出会わないし、私にはそれがロボットのような、人間味のないものに感じてしまったのです。

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