あなたは結婚契約書というものをご存知ですか?結婚契約書というのは名前の通り、結婚をする前に色々な決め事をし、契約書を作成しておくもの。今では結婚契約書を作ってから結婚するケースが増え、お金のことや浮気のこと、二人だけの決め事をしておくのです。
ここではそんな結婚契約書のメリットやデメリットについて綴っていきます。
結婚契約書とは
結婚前に色々な約束をすカップルは多いと思いますが、しっかりと結婚契約書に残しておくと、結婚生活の中ですれ違いが起きることを防げます。そして、離婚時にもこの結婚契約書がとても役に立つのです。
今では3組に1組は離婚をする時代。結婚前に契約書を交わしておくと、離婚したいと思った時にもスムーズに事が進むようになるのです。
裁判でも証拠として認められる
家を借りたりお金を借りたりする時には必ず契約書というものが必要になります。結婚契約書もそれと同様、口約束ではなくしっかりと書面にしておくことに意味があるのです。
もしも結婚生活中に浮気をしたり、契約に違反することをすれば、裁判でも証拠として認められ、「言った」「言わない」の争いを防ぐことができます。では、結婚契約書にはどんな契約が書かれるのでしょうか。
①夫婦の目標
こんな夫婦になりたいという具体的な目標を結婚契約書に記します。もしも夫婦関係が破綻した時にはこの文言が役に立つことでしょう。
②仕事や家事
家事の分担は喧嘩の元となりますし、専業主夫になるのか仕事は続けなければいけないのかなどを記載することで、結婚後のトラブルを回避することができます。
③子育て
教育方針や子育てについてのことを記します。子供ができた後にも結婚契約書に従うことになるので揉め事になりづらいです。
④お金
家計の管理やお小遣い、毎月の貯金やローンについてなど、細かく結婚契約書に記しておくことで、トラブル回避もできますし、離婚の時にも争いごとを避けられます。
⑤浮気
浮気をした場合の慰謝料や、怪しいと感じた時にすぐに説明をしなければいけないなど、浮気に対しての決まりごとを結婚契約書に記します。結婚契約書に浮気についての項目があるだけで、責任感が向上しそうですね。
⑥その他
デートの頻度や記念日の決め事、親戚付き合いについてなど、自由に二人だけの決め事を作ることが可能です。しっかり話し合って結婚契約書を作成しましょう。
結婚契約書を作るメリット
結婚契約書を作成することにはたくさんのメリットがあります。まず、結婚前に将来のイメージを沸かせ、二人でしっかり話し合いができることです。価値観のズレが生じたまま結婚をしてしまうとうまくいかないことも多いので、二人だけの約束事はとても重要です。
普段言いにくいことや離婚時の話なども、結婚契約書を記す際には素直に話すことができるでしょう。そして浮気や金銭トラブルに関しても、防止力は絶大なのではないでしょうか。
「そんな約束していない」なんて喧嘩もなくなりますし、二人の結婚時の気持ちをずっと残しておくことができるのです。
結婚契約書を作るデメリット
結婚契約書にはメリットがとても多いですが、デメリットも少なからず存在しています。例えば、結婚をしたいという気持ちが強すぎて承諾したくないことを結婚契約書に記してしまうパターンです。
そうなると結婚生活が苦しくなり、離婚の時にも不利になってしまいます。そして、結婚に対しての現実を突きつけられるので、結婚に対しての憧れが薄れるという点。
しかし、総括しても結婚契約書はメリットの方が多く、浮気や金銭面での問題には特に優れた効果を発揮するでしょう。
結婚契約書を作る時には歩み寄りが大切
結婚契約書を作るにあたって、まずはお互いの結婚へのイメージや生活感、価値観をすり合わせていかなければいけません。あなたが譲れないと思う部分に相手は不満を覚えるかもしれませんし、逆だってあり得ます。
なので、結婚契約書を作る時に喧嘩になってしまったり、婚約破棄に至るケースもあるようです。しかし、そもそも結婚契約書にお互いが納得いかないのでしたら、その後の結婚生活でもきっと歪みができていたはずです。
お互いにしっかり話し合いをして、歩み寄り、二人とも納得できる結婚契約書が作れるといいですね!
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