【5分で分かる!】結納金の正しい渡し方3種類の使い分け方

結婚式の相談

結納金の渡し方というのはいくつか方法があります。直接手渡しするのか、台に乗せて渡すのか、切手盆を使って渡すのか。

相手の両親に失礼に当たらないような渡し方ができるように、ここで順番に結納金の正しい渡し方を説明していきます。

しっかりマナーを覚えて、相手の両親にいいイメージを与えちゃいましょう!

結納金を直接手渡しする渡し方

まず結納金を直接手渡しする場合は、風呂敷を用意しなければいけません。流れとしては風呂敷に結納金を包んで持っていく挨拶をした後に風呂敷から出して結納金を手渡しする。といった感じです。

紙袋や生身で持っていくというのは正しい渡し方ではありません。丁寧に風呂敷に包むことがマナー。家にあった風呂敷などでもいいですし、高いものでもないので新しい風呂敷を購入してもいいでしょう。

もしも風呂敷が新しく綺麗なものだったら、風呂敷ごと渡してもいいのですが、一般的には風呂敷から出して手渡しするというのが古くからの礼儀となっています。

ちなみに風呂敷の種類については細かい決まりはありません。無地やシンプルな柄のものが好ましく、できれば紫色がいいですね。紫は昔から冠婚葬祭に適した色とされているので、結納には丁度いい色だと言えます。

そして結納を風呂敷に包む時には「右開き」になるように。これさえできていれば相手の両親に失礼に当たることはないでしょう。

結納金を台に乗せて渡す渡し方

次に台に乗せて渡す場合。風呂敷に包んで手渡しをしてもいいのですが、もう少ししっかり結納をしたい場合にはヘギ台というお盆を持参しましょう。ヘギ台というのは大体24センチ程度の角の大きさの神聖な台です。間違ってもお茶を出すときのような丸盆を使うのはやめましょう。

この台に乗せて結納を渡す場合、時計回りにして差し出すのがマナーとされています。右に90度回し、相手に向けて差し出すという感じです。結納に関しては何か困ったら全部右回しにすること。

左に回すのはマナー違反ですので、あれ、どうやるんだっけ?と思ったらとりあえず右を意識するのが大切です。

結納金を切手盆を使って渡す渡し方

最後は切手盆を使って渡す場合。これは一番丁寧な渡し方なので、格式のある相手との結婚の場合は切手盆を使ったほうがいいかもしれません。切手盆とは祝儀袋を渡すだけのためのお盆。漆塗りのものは綺麗です。

もちろんプラスチックなどでのものでも構いませんが、せっかく切手盆で結納金を渡すのであればかっこいいものを使ったほうがいいでしょう。柄はない無地のものが好ましく、切手盆ごと相手にプレゼントするのもいいでしょう。

他にも家紋を入れるという方法もありますが、この場合は男性側の家紋を入れることと、相手にはプレゼントせずに持ち帰ることが礼儀です。

結納金の表書きは男性が判断すること

結納金の表書きには色々な名称があります。関東では御帯料、関西では小袖料など。他にも結納金を指す名称は地方によって細かく変わっていくのですが、男性側の地方の名称を使って書くといいでしょう。

他にも気持ちとして渡したい時には「寿」、はっきりと支度金に渡したいのであれば「御支度金」などと書きましょう。これらは男性側の気持ちを表す書き方なので、細かい決まりはありません。

男性側が判断したものを自由に使ってくださいね。

結納を渡す時には基本的なことさえ守っていれば大丈夫

結納金の渡し方というのは様々。基本マナーを守ってあとは男性からの気持ちで渡せるといいと思います。間違ってもポケットから出してそのまま渡すということはしないようにしましょうね。

あまり礼儀にこだわりすぎてガチガチになってしまっても相手も緊張してしまうので、和やかな雰囲気で結納が渡せるといいと思います。


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